今回はクローゼットの扉についてのお話します。
クローゼットの扉といえば、折れ戸、引き戸、開き戸のいずれかが一般的ですが、この記事ではもうひとつの選択肢『扉をつけない』について解説していきます。
場所次第では日常のモノの出し入れがすごく楽になる選択です。
ただメリットがある反面デメリットもしっかりあるのでよく理解して上で検討する必要がありますよ。
クローゼット収納の扉をつける理由
ついているのが普通だと思っているクローゼット収納の扉。
いったい何のためについているか考えたことってありますか?
まずはクローゼット収納に扉がついている理由をまとめてみました。
- 収納の中身を隠すしてプライベートを守る。
- 衣類をホコリ・日焼けから守る。
- モノを隠してお部屋をすっきりさせる
おおまかにいうと上に書いた3つの理由をあげることができます。
こうしてみると、クローゼット収納の扉にたいせつな役割があることが明確になりますね。
クローゼット収納の扉をつけないメリット4選
大切な理由があるのはわかるけど、でもやっぱり扉をいちいち開閉するのが煩わしいって思う人も多いはずです。
実はワタシもそのひとりです。
寝室のクローゼットの扉は基本開けっ放し、一年を通して閉まる気配はほぼありません。
では、いっそのことクローゼット収納を扉をつけなかったらどうでしょう?
扉をつけなかった時のメリットを考えてみます。
中のモノを出し入れするのがとにかく楽
やっぱり最大の目的かつメリットはコレです。
いちいち扉を開閉せずにモノの出し入れできるのはものすごく楽です。
また、扉や壁がないため収納スペース全体を一目で確認することができるので探し物もスムーズです。
空間を広く使える
扉をつける場合、収納空間とそれ以外の空間は扉で明確に分断されます。
このように空間を分断するとどうしても無駄なスペースが生まれます。
また折れ戸や開き戸の場合、扉の前にも物は置くことができません。
なぜなら、ちょっとでもモノがあれば扉を開閉することができなくなるからです。
スペースが限られた子ども部屋などでは、いざベッドをおいたら『クローゼットの折戸が十分あけることができなくなった』なんて可能性もあります。
その点、扉自体がなくしてしまえば収納スペース前にモノを置こうが、仮に内部にはみ出ようがまったく問題にならないわけです。
湿気がこもらない
扉をつけると、空気があまり循環せず湿気が溜まりやすくなります。
普段目につかない場所では、カビがいつの間にか広がりやすい場所でもあるので気をつける必要があります。
扉をなくすは、湿気がこもりにくい状態につながります。
コスト削減できる
収納用の引き戸や折れ戸って意外と良い値段します。
特に横幅が大きいモノだと削減効果絶大。
削減箇所数次第では、予算に思いがけない余裕が生まれるかもしれません。
クローゼット扉があったほうが良い場所ってドコ?
使いやすいという理由を最優先して扉をなくすと、あとで後悔しそうな箇所もあります。
リビングから見通せる位置にあるクローゼット収納
来客時、リビングから見通せる位置にある収納の扉はなくすのによく検討をするべきです。
多少収納の中が乱れていても、扉をしめて『隠す』ことができるのはものすごいメリットだからです。
部屋に散らかっているモノを一時的に押し込むこむこともできるから安心感があります。
普段開けっぱなしで使いつつも一応扉はつけておきたい人におススメなのが引き違い戸。
折れ戸だと扉が飛び出して邪魔ですが、引き戸は開いていても邪魔にならないので重宝します。
我が家のリビングつづきの部屋にある収納にも3枚建ての引き違い戸を利用しています。
引き戸の場合、有効開口が小さくなるのがデメリットですが、3枚建てにすると開口も十分とれるのでモノの出し入れするにも使い勝手が良いですよ。
あまり使わないモノ・着る頻度が少ない衣類を収納するクローゼット
人目につかない部屋の収納スペースでも、あまり使わないものを収納する場合は見た目もすっきりする『扉あり』がおススメです。
オープン型のクローゼット収納の場合、思いのほかホコリがたまってしまいます。
また、紫外線による日やけを避けたい衣類や、着る頻度が極端にすくない衣類は扉付のクローゼットに収納しておく方ようにしましょう。
特に日差しが直接はいるような場所は紫外線の影響を受けやすいので注意が必要です。
ただ、クローゼットの位置や使い方によっては、湿気がこもりやすくなる場合があるので定期的な確認は必要です。
まとめ
今回はクローゼットの扉について解説しました。
『もしかしたら扉はいらないかも?』と思うクローゼット収納はありましたか?
クローゼットドアをなくすと普段から中のものが常に見えるので、きちんと収納することを意識するようになる人もいるようです。
でも、我が家では人目につく場所のオープンクローゼットはちょっと採用する自信がありません。笑
クローゼット収納の扉の種類を考える際、『扉をつけない』という選択肢もぜひ検討してみてください。