クローゼット収納成功の鍵は3つの幅寸法。4つの奥行寸法。

家の収納でメインとなるのがクローゼット収納。

このクローゼット収納を無駄なく使い切るにはそのスペースにあった収納道具を用意する必要があります。

その際、大事なのは使えるスペースがどのくらいかを寸法としてしっかり把握すること。

つまりしっかりと必要な寸法を自分で測ることが大切なんです。

今回はそんなクローゼットの有効寸法と確認の仕方について解説します。

『住宅の設計図面に寸法が書いてあるから大丈夫』って思うひとも多いかもしれませんが、実際は壁の厚み分を差し引くと使える有効寸法は必ず小さくなります。

そしてほとんどの設計図面にはおそらく有効寸法は記載されていません。

また、収納内部の有効寸法は使う建具の種類によっても変わってくるので注意が必要です。

実際の有効寸法を把握することが、クローゼット収納成功の近道ですよ。

しっかり測る。クローゼットで押さえておきたいこの寸法。

収納はなるべく無駄なく上手に使いたいところ。衣類を収納するためのクローゼット収納を上手につかうためにはこれらの有効寸法をしっかり押さえておくべきです。

幅寸法①
これはクローゼット内の有効幅最大寸法です。

簡単にいうと壁から壁までの寸法ですね。

ハンガーをかけるためのパイプはこの寸法幅で取り付けされています。

幅寸法②
さきほどの有効幅最大寸法より少しだけ小さくなるのが、この床置き可能幅寸法です。

寸法①と違いは巾木と呼ばれる造作材の部分を考慮していること。

巾木は種類によって異なりますが厚くても10㎜以内のものが多いと思います。

この巾木分を考慮せずにジャストサイズで床置きの収納ケースを購入してしまうと、あと少し寸法が足りなくて入らないってことが起こるので要注意です

幅寸法③
収納開口部の有効寸法です。

つまりクローゼットの扉を開いたときの最大寸法のこと。

実際クローゼットに引出し式の収納ケースを収める場合、この寸法以下で計画する必要があります。

この寸法以上で引出し収納ケースを用意しても、入るけれど引出しが使えない状態になってしまいます。

奥行寸法①
これはクローゼット内の有効幅最大奥行です。

クローゼット背面の壁面から扉を閉めた際の内側面までの有効寸法です。

奥行寸法②
これはクローゼット内の床置き可能奥行寸法です。

まずは折戸の場合。

奥の巾木から折戸を開けた時の扉の内側先端部までの寸法。

折戸の場合、構造的に扉を開いた時に閉じた状態よりも内側に数センチ入り込んでくるので内側の有効奥行を採寸するときは必ず扉を開けた状態で確認する必要があります。

間違ってレールまでの寸法で収納ケースを用意してしまうとぶつかってしまうので要注意ですね。

また有効幅同様、巾木分の寸法をしっかりマイナスして考えておきましょう。

奥行寸法③
クローゼット内の床置き可能奥行寸法。

扉が折戸ではなく、引戸や開き戸の場合は奥の巾木から扉の内側面までの寸法が床置き可能奥行寸法となります。

なお、これから新築やリフォームでクローゼットを計画される場合で引き違い戸を選択する場合、メーカーやデザインによっては折戸よりも有効奥行が小さくなってしまうケースもあるのでよく確認しながら進めたほうが良いですね

奥行寸法④
枕棚の奥行寸法です。

枕棚寸法はメーカーの既製品をつけるものから、現場で大工さんが作る場合もあるので深さがまちまちです

もしあらかじめ置くものが決まっているのであればしっかり寸法を確認しておいたほうが良いですよ。

また枕棚には雑巾ずりという名前で巾木と似たような意味合いの建材が設置されているケースもあるので収納ケースなどを購入する前によく確認しておきましょう。

まとめ

今回はクローゼットの無駄なく使うためにおさえておきたい寸法をみてきました。

ふだんなにげなく気にしていないクローゼットの幅寸法や奥行寸法ですが、実際測ってみると収納ごと細かな寸法の違いや新しい収納スペースの発見があるはずですよ。

必要な寸法をしっかり知った上でクローゼットの使い方を計画することがあたなの家の収納力を格段にレベルアップさせる秘訣です。

たしかに地味に大変な作業ですが、一度採寸しておくと後々収納道具を買い足したいときにも役だつのでぜひ実践してみてください。

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