『ハイドア』 高さが天井まであるドアの事です。
最近は室内建具にハイドアを希望する人が増えています。
背が高いドア使うだけで部屋の印象がずいぶん違ってきます。
この記事ではハイドアの効果的な使い方とメリット・デメリットについて解説します。
メリットをしっかり理解して、ここぞというポイント使いするのがお財布ににやさしい賢い使い方です。
ぜひ参考にしてください。
ハイドアのメリットから考える効果的な使い方3選
さっそくハイドアを使うメリットと、効果的に使える場所を紹介していきます。
- ドアの上に壁がなくなるのでスッキリと見える
- ドアの高さがあることで迫力があり印象的
- 背の高いものでも運びやすい・出し入れしやすい
メリット1 ドア上の壁がなくなるとすっきり見えて部屋の広がりを感じる
ハイドアを採用するとドアが天井まで伸びるのでドアの上の壁がなくなります。
壁とドアの構成がシンプルになりすっきり見えます。
また、ドアを開けた時に天井部分にも視線が通るので開放的かつ広がりを感じることができます。
部屋間の間仕切りにハイドアを使用すると効果的です。
普段は開け放している部屋の間仕切りをハイドアにすることで、開けた状態では一体的な空間として見えます。
閉めた時も建具が天井まで伸びていることですっきり見えます。
まさに『動く壁』です。
より部屋のつながりを重視したいあなたは、天井の建具枠がないあるいは目立たないハイドアもあるのでぜひそちらを検討してみてださい。
ここまですると施工はちょっと大変になりますが、見た目は最高にクールです。
メリット2 ドアの高さがあることで迫力がでて印象的になる
部屋の高さを2.4mとした場合、ドアをハイドアにすることで一般的なドアより40cmほど高くなります。
ドアが高くなることで迫力や高級感が生まれ、ドア自体が意匠的に印象的な存在になります。
このメリットを最大限に発揮できるのが玄関ホールとリビングをつなぐドアです。
玄関ホールからリビングに続くドアは玄関から見通せる場所にあることが多く、まさに家のメインドアといっても過言ではありません。
このドアだけをハイドア仕様にするだけで、すっきりおしゃれな玄関ホールを演出することができます。
予算をなるべく抑えたいなら、このドアだけハイドアにするのもおススメです。
メリット3 背の高いものでも運びやすい・出し入れしやすい
天井まで扉が伸びることで、当然ながら物が運びやすいし出し入れがしやすくなります。
背の高いものを部屋に搬入する場合はハイドアだとすごくスムーズになります。
人が出入りするドアに限らず、収納扉も背が高い方が有利です。
実際クローゼット収納の扉は≒2.3mほどの比較的高さがあるものをメインで使うビルダーさんも多いわけです。
天井高さが2.4mと仮定するとあと建具高さをあと10センチほど高さをあげると天井まで建具が伸びるので、見た目もすっきりします。
つまり収納扉のハイドア化です
ただ、そのわずか10センチを高くするだけでもそれなりにお金がかかります。
少しでも予算を抑えつつも収納建具のハイドア化したい人は、いっそのこと天井高さを建具高さまで低くするなんて方法を検討してはどうでしょう?笑
多少天井高さが低くなってもおそらく気にならない程度なので、一度担当者に相談してみる価値はアリかも?
ハイドアにも当然ながらデメリットあります
ハイドアにする場合、デメリットもやっぱりあります。
将来的な建具の反りが気になる
建具の高さが大きくなればなるほど、将来的な扉の反りは大きくなります。
なので中にはあまりハイドアを積極的にはすすめないビルダーさんもいます。
もちろんメーカーさんも高さを大きくする場合は扉の骨組み部分を強化はしているはずです。
でも、近い将来少なからず反りが出てくることははじめから覚悟しておきましょう。
当然価格が上がる
もちろんお値段もあがります。
高さを天井高さに合わせるためオーダー扱いになるからですね。
どのくらい予算がアップするか担当者に都度確認しながらよく検討しましょう。
デザインが限定されたり、バランスが崩れる場合がある
メーカーの既製品を使う場合、ハイドア仕様にすると選べるデザインが限定されたり、もともとのデザインのバランスが崩れる場合があります。
メーカーさんによって対応が異なりますが、ハイドアは強度が必要になるので選べるデザインが限定されることが多いです。
また、同じデザインでも縦方向に間延びすると見た目のバランスが崩れる場合があります。
標準高さのドアをハイドア仕様に変更する場合は、どの部分が伸びるかを事前に確認しておきましょう。
まとめ
今回はハイドアの効果的な使い方とメリット・デメリットを解説してきました。
ハイドアを上手に使う事で、空間の広がりや意匠性のUPを期待することができます。
なにも家中のドアをハイドアにする必要はありません。
必要な場所に、効果的な使い方をしてあげるだけで部屋の印象はガラリと変わりますよ。