最近よく相談されるのが、室内の洗濯物干しスペースについて。
共働き世帯も増えているので、「洗濯物は室内で乾燥させたい」っていう人が増えているのは確実です。
この記事では室内での洗濯物の乾燥方法とおすすめアイデアについて解説していきます。
どんな乾燥方法をとるか?
室内干しの場所をどこするか?
次第で家事の負担は大きく変わってくるのでぜひ参考にしてください。
洗濯物とはこれから一生おつきあいしていくことになるので、慎重かつ柔軟に検討しましょう。
①ランドリールームをつくる
これから新築する、あるいは大規模にリノベーションする予定など間取りの融通が利くようであれば、洗濯専用のスペース「ランドリールーム」をぜひ検討してみてください。
洗濯する場所と洗濯物を干す場所が同じなので洗濯物をもって移動する必要がありません。
また、洗濯物が生活空間に出てくることがないのでいつもリビングも洗面所もスッキリ。
急にお客さんの訪問があっても、あわてて洗濯物を隠す必要はないわけです。
また、近くに衣類の収納スペースを確保できれば洗濯動線は究極的に短くなります。
ランドリールームは部屋干し派にとってまさに最終兵器ともいえるプランです。
②リビング・部屋・ホールに物干しスペースを拡張する
前述したランドリールームのような専用空間をつくらない限り、家のどこかを物干しスペースとして利用することになります。
当然ながらどこを物干しスペースとして計画するかによって、メリット・デメリットが出てきます。
洗濯物を干す場所はドコにする?
洗面脱衣室
「まずは洗面脱室で部屋干し」というのが一番人気の王道パターン。
洗面脱衣室で十分なスペースが確保できるかと、通行時や洗面化粧台を使う時に邪魔になる点をどう克服するかがポイントです。
また、お客さんが洗面化粧台を使う時に、洗濯物とご対面することがないように注意が必要です。
ランドリールーム同様、洗濯機との距離は近いのが一番のメリットです。
リビング・ダイニング
洗面室・脱衣室で十分なスペースが確保できないならリビングに干すのがおそらく一番楽です。
理由は簡単。
大抵の間取りの場合、リビングが洗濯スペースに一番近いことが多いからです。(もちろん、リビングと洗濯機の設置階が違うなど、位置が離れているような間取りだと考え方は変わってきます)
ただ、リビングに洗濯物を干すと、どうしても生活感は出てくるのである程度の割り切りが肝心です。
それと、洗濯物干しアイテム選びが重要です。
安易な選択をしてしまうと、洗濯物が干していない時でも妙に物干しアイテムだけ目立ったりします。
脱着式できる室内物干しアイテムもありますが、思った以上に取ったり、外したりは手間がかかります。
部屋
普段積極的に使わない部屋や寝室の片隅を室内干しスペースとして活用する方法です。
もしリビング横に部屋があるなら、ココを室内干しスペースとして利用するのがおススメ。
洗濯動線を比較的短くできるし、急な来客があったときは扉をササっと閉めてしまえば気になりません。
廊下・階段ホール
階段を上がってからのホールや廊下部分が室内干しスペースっていうケースもよくみかけます。
2階だと洗濯物が干してあっても視線的にあまり気にならないし、比較的大きなスペースを確保しやすいのがメリットです。
ただ、1階に洗濯機がある場合、濡れた洗濯物をもって階段を上るという重労働があることをお忘れなく。
③浴室乾燥機をつかう
浴室のオプションで浴室乾燥機を選択すると浴室を乾燥室として利用できます。
浴室を洗濯物干しスペースと利用するメリット・デメリットをあげてみます。
浴室乾燥機のメリット
- 浴室は洗濯機から近い場所に設置すれば洗濯物を干しやすい
- 浴室内自体が乾燥するのでカビ防止対策にもなる
- 温風を利用するので干す時間を短縮できる
- 浴室内で乾かすので生活感が表に出ずらい
浴室乾燥機のデメリット
- 設置にも使うのにもお金がかかる
- 定期的な掃除・メンテナンスが必要
- 干せる量がそれほど多くない
- 入浴時、浴室内に物干しパイプをつけたままだと邪魔
浴室乾燥機を考える場合、乾燥方式は電気式とガス式があるので対応の可否とランニングコストについて、担当者によく相談しましょう。
④ドラム式洗濯機をつかう
ボタン一つ押せば、乾燥まで自動でしてくれる魔法のような洗濯機。
おそらく検討中の人も多いはずです。
ドラム式乾燥機の最大の恩恵といえば「洗濯物を干さなくてよい」ということでしょう。
夜寝る前にタイマー設定しておくだけで朝には乾燥まで終了しているですから本当に楽ですね。
たとえ多少衣類の痛みが激しくても、縦型より汚れ落ちがすこし劣っていたとしても、十分価値ある選択です。
⑤衣類乾燥機(ガス)をつかう
もしワタシがこれから新築するなら、ぜひ使ってみたいと思うのが衣類乾燥機。
衣類乾燥機といっても、ワタシがおススメしたいのは電気ではなくガス式
リンナイのガス衣類乾燥機 その名も「乾太くん」です。
5kgタイプで≒52分でふんわり乾燥完了というスピード乾燥。
ガスならではの経済性で、1回の乾燥コストは5kgで63円、1カ月毎日使っても約1,950円と経済的
(※目安の金額はカタログより抜粋しています。詳細は専用カタログ参照してください)
高温の大量温風だから清潔乾燥、高温乾燥だから生乾き臭もなし
洗濯機と乾燥機が分かれているので、衣類乾燥しながらもう一度洗濯することができます。
特に洗濯物が多い子育て世代の家庭にはおすすめの組み合わせです。
ただ、ガスを使うこと・設置条件を満たしたスペースの確保が必要になってくるので早い段階からの検討が必要になります。
実はワタシも自宅マンションのリノベーションする際検討しましたが、結果は×。
マンションでの利用は排湿経路確保等の関係で採用は難しい場合が多いようです。
まとめ
今回は洗濯物の室内干しのアイデアについてご紹介しました。
夜洗濯にもおすすめのアイデア5選はコレ
- ランドリールームをつくる
- リビング・部屋・ホールに物干しスペースを拡張する
- 浴室乾燥機をつかう
- ドラム式洗濯機をつかう
- 衣類乾燥機(ガス)をつかう
洗濯物を干す場所や乾燥方法によって家事の負担は大きく違ってきます。
あくまでも普段の自分の生活スタイルに一番しっくりくるのはどれかをよく考えて決めましょう。
他人の正解が必ずしもあなたの正解とは限りません。
あなたはどの方法を選びますか?