その室内ドアを選んで大丈夫?室内建具の種類と寸法の話

新築を計画する際、各部屋の出入り口はドアがつく予定だよって人がきっと多いはずです。

でも室内ドアで計画した入り口の有効寸法って実際どのくらいになるか知っていますか?

『思っていたより全然狭かった。。。』が起こるのが室内建具の有効寸法。

もし大きな荷物を出し入れする予定があるなら部屋の出入り口のドアは注意が必要です。

今回は室内建具の種類と有効寸法について解説していきます。

実際の有効寸法をしっかり確認しておくと、引っ越し後の『物が搬入できない!』なんて失敗は起こりません。

ちょっと待って。ドアの有効寸法は意外と狭かった

さっそく室内ドアのドアの有効寸法はどのくらい確保できるのかを確認してみましょう。

今回は日本でもっともポピュラーで割合が高い在来工法(簡単にいうと柱と梁を組み合わせでつくる工法)で柱中心間距離91cmの場合で考えていきます。

この場合、一般的に取り付けできる最大のドアサイズは78cmです。

78cmと聞くと『なんだ。意外と広いから大丈夫だね』と思われある方もいるかもしれません。

ですが、実はこれは大きな間違え。

建具の造りにもよりますが、室内ドアの場合実際扉を開いた時の有効寸法はおよそ65~66cm程度しか確保できないことが多いはずです。

なぜならドアにはドア枠がついて、なおかつ開けた時にドア本体が邪魔になって有効寸法を狭めてしまうからです。

新築間取り図。住宅図面の寸法はあてにしてはいけない理由。

有効寸法を確保するための4つのアイデア

もし引っ越しの際、物の搬入でより大きな有効寸法を確保する必要がある場合、すぐに思いつく方法を4つほどあげてみます。

ドア本体を一時的に取り外す

たぶんこれが一番簡単で現実的な方法です。

いざとなったらドア本体を取り外しましょう。

そうするとさきほどの65cm程だった有効寸法はおそらく70cm超になります。

これで物が搬入できそうであれば特に問題ないですね。

ドアのままサイズアップすることを考える

あらかじめより大きいモノの出し入れすることがわかっているならドアのワイドサイズをより大きなものへ変更が必要です。

それでも足りないようであれば親子ドアという選択も事前に検討しておきましょう。

親子ドアとは通常の扉のほかに子扉がついてくるドアのことで、子扉も開放できるのでより大きな有効寸法を確保することができます。

ただ、78cm以上の建具を使うには事前に柱位置の移動が必要になってくるので、早めに担当者に相談する必要があります。

ドアから引戸への変更を検討してみる

引き戸の場合、扉本体は引き込み部分に収まるので邪魔になることなく有効寸法を確保することができます。

ただ、引戸を取るつけるためのスペースがドアのおよそ2倍程度必要になるので、そもそも引き戸が使えないこともあるので注意が必要です。

引き戸のメリット・デメリットについては別記事にまとめていまのでこちらを参考にしてみてください。

室内はドア?引き戸?開けっ放しなワタシはやっぱり引き戸。

大きな開口がとれる窓をつけておく

大きな物の出し入れする場合、室内からではなく窓から搬入することを考えてはどうでしょう。

グランドピアノなどの大きなモノはどうしても室内から出し入れするには限界があります。

そんなときは室内の出入り口からの搬入はあきらめ、引き違い窓などを利用した搬入経路を検討してみるのも一案です。

引き違い窓の魅力とは

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収納の扉は状況に合わせて使い分けてみて

続いて収納部分に使われる建具についても考えていきます。

代表的なものは引違い戸、折戸、開き戸があります。

それぞれに特徴があるので事前に確認しておきましょう。

引き違い戸

従来の押し入れ収納などでよく使われる建具です。

最大の特徴はスライド開閉のため収納前のスペースに扉がせり出すことがなく省スペース化が可能です。

ただ、通常の引き違い戸の場合日常的に使える有効開口幅が限定的になってしまうため、より大きな開口を確保したい場合は3枚建にするなどして有効寸法を確保することになります。

折戸

最近のクローゼット収納はこの折戸を使うケースが多くなってきています。

折戸を全開にすると開口面積を大きくとることが可能です。

折戸を採用した際気を付けてほしい点は、開けた際の扉がたまる部分の幅がそこそこできてしますこと。

引き出しなどを収納する場合は邪魔になるので使い勝手には気を付けましょう。

クローゼット収納成功の鍵は3つの幅寸法。4つの奥行寸法。

クローゼットの最適な奥行寸法とは?

<図解>使えるクローゼットの奥行寸法はコレだ。

開き戸

比較的横幅が狭い収納に使われるのがこの開き戸タイプ。

今回出てくる建具形式の中では最大限に開口寸法を確保できる形態といえると思います。

ただ、あまり収納幅が大きな収納に使うのは厳禁。

開いた際に扉のせり出し幅が大きくなってしまうので『開かずの扉』になってしまいます。

また前面に十分なスペースがあった場合にも開く際の空気抵抗が大きくなりがちなので非常に開けるのに苦労する収納になってしまうので注意が必要です。

まとめ

今回は室内建具を選ぶ際に知っておきたい寸法について考えてきました。

選んだ建具によって使い勝手や有効寸法に違いがでてくることがわかっていただけたと思います。

本当にわずかな違いかもしれませんが、実際の生活にはこの小さな違いが意外と効いてくるものです。

建具を選ぶ際、自分でも寸法を意識することができるようになると、もしかすると住みはじめてからの『あとちょっとだけ足りなかった』が1つ2つ減るかもしれません。

その部屋の入り口はそのドアで大丈夫ですか?

こちらの記事もおススメなのでぜひ参考にしてみてください。

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