キッチン配置でいまや主流の「対面キッチン」
ふだんは子どもたちを見ながら、時にはテレビを観ながら家事をすることができ、調理中はもちろん後片付けの時もコミュニケーションが取りやすいのが人気の理由です。
その反面、水はねや油飛び・汚れが気になる、来客時にキッチンの手元まであまり見られたくないというネガティブな意見があるのも事実。
実際、対面キッチンにはしたいけどすべてをさらけようなオープンすぎるキッチンはちょっと。。。という人も多いわけです。
この記事ではキッチンカウンターの高さや天板奥行サイズについて解説します。
キッチンカウンターを検討する際、高さと天板奥行サイズの設定は大事なポイントなので、ぜひ参考にしてください。
使いづらいは論外。カウンター高さはキッチン+20㎝?
手元が隠れるようにしたい場合、同じ対面式キッチンでもフルフラットタイプではなくに壁を立ち上げてキッチン前にカウンター状の腰壁を造作するのが一般的です。
ワタシの場合、まずはキッチン天板+20㎝程度で提案することがほとんどです。
キッチン高さ80㎝だと100㎝、85㎝だと105㎝といった感じですね。
これには2つ理由があります。
手元を隠しつつも立ち上げ高は極力低く設定したい
たしかに立ち上げ高さを大きくするとリビング側からキッチンの手元はより見えにくくなります。
でも、あまり高くすると圧迫感が出てくるし、物を置いたりカウンター越しにモノのやり取りすることが難しくなってきます。
キッチンの奥行は通常65㎝ほどあるのでキッチン越しに物を置いたりすることを考えるとあまり高くはしたくありません。
また、ダイニングチェアに座った状態でキッチンカウンターを利用することを考えてもなるべく低いほうが使いやすいわけです。
キッチン用のコンセントを設置を考えたい
ハンドミキサーなんかを使う時、キッチンの手元で使えるコンセントが1カ所あるとすごく便利です。
壁をせっかく立ち上げるならぜひキッチン用コンセントの設置を考えてみてください。
無理なくコンセントを取り付けることを考えると≒+20㎝ほど立ち上げ高さが必要になってくるというわけです。
この2点を考慮すると、最初の提案はキッチン高さ+20㎝くらいがちょうどいいのかなと思うわけです。
カウンター天板の奥行は25cm
キッチン前に壁を立ち上げた場合、一般的に天板は笠木と呼ばれる奥行15㎝程の部材で納められることが多いわけです。
もちろんこれでも食器を置くことができますが、カウンターとしての機能を考えるとちょっと窮屈な気がします。
ワタシの場合は更に+10cm。
つまりカウンター奥行は25cmでご提案すること多いですね。
25cmくらいゆとりがあるとお皿を置いたりするカウンターとしても十分な寸法ですよね。
逆にこれ以上奥行があるとダイニングテーブル側へのせり出しが邪魔になりダイニングテーブルを必要以上に離したくなってしまうかもしれません。
またレンジフードがとりつく袖壁部分までカウンターを伸ばした場合でも10cmほどの奥行が確保できるのでちょっとした小物置きとしても利用が可能です。
まとめ
あこがれの対面キッチン。デザインも大事だけれど、機能性はもっと大事というなにかと忙しい奥さんには家事楽につながる壁立ち上げ型の対面キッチンが一番フィットするかもしれません。
おススメの高さと奥行
キッチンカウンター高さはキッチン高さ+20㎝
キッチンカウンター天板奥行は25㎝
ぜひ参考にして、使い勝手の良い家事楽キッチンを目指してください。