『ある程度大きくなったら、子供部屋はつくってあげたい』
でもそれほど大きくて立派な部屋はいらないってお考えの方は多いはず。
『あまり居心地が良すぎると部屋にこもりっきりになる』
『将来巣立ったあとは空き部屋になってしまう』
『スペース的にそれほど大きい部屋を計画できない』
理由はいろいろありますが、ワタシも子供部屋は最低限の広さで十分かな考える方です。
ただ、子供部屋のサイズを控えめに計画する場合にはちょっと注意が必要です。
ある程度部屋が広ければ、実際使い始める時に考えてもなんとでもなるんですけど、
コンパクトな子供部屋を計画するのであからじめ使い方を想定してあれこれ計画しておかないと
ベッドと机が置くスペースがみつからない。。。
収納がつかいずらい。。。
使いたい位置にコンセントがない。。。
なんて不具合がたくさんつまった、狭くて使えない子供部屋が出来上がってしまいます。
せっかく用意してあげた子供部屋で子供が毎日ストレスを抱えて生活する。。。嫌ですよね。
そんなことが起きないように今からお話しするポイントをしっかり確認しておきましょう。
目安として子ども部屋の大きさが6畳以下なら一度はチェックしておくことがおススメです!
狭くて使えないは×! 狭くても使える部屋にする!
ポイント1:ベッドサイズ・位置の確認
子供部屋についてはいろいろな考え方があるかもしれませんが、とりあえず子供部屋として計画する以上、寝るためにベッドスペースの検討は必須でしょう。
ポイント2:机のサイズ・位置の確認
また、最近は勉強はリビングでした方が良いなんて話題もよく耳にしますが、一応子供部屋作るなら机を置くことも想定しておきます。
まずはベッドと机のサイズを確認して無理なく配置できるかどうかを検討してみてください。
どうでしょう?
パッと見てベッドと机が置けないようであれば、計画自体にちょっと無理がある可能性が大なので見直しが必要かもしれません。
無理なく置けるようであれば、次に部屋の窓、そして収納との関係を確認します。
ポイント3:窓との関係
まずは窓との位置関係を確認します。
さきほど検討したベッド・机を配置した状態で以下の点を確認してみます。
・窓の開閉がスムーズにできるか?
・窓からの光を遮ることにならないか?
・カーテンをつけた場合邪魔にならないか?
必要に応じて窓サイズを変更したり、机やベッド位置を変える必要があるかもしれません。
ポイント4:収納との関係
次に収納との関係です
・収納の扉の開閉はスムーズにできるでしょうか?
・収納への物の出し入れが無理なくできそうですか?
もし、折戸タイプのクローゼットドアで開閉が難しい場合、折戸を引戸に変更するとうまく解決することもあるので、収納の扉についてはどのように開くかまで注意深く確認してみてください。
場合によっては、扉自体をつけずにオープンな収納にするのも一案ですよ。
ポイント5:冷暖房機器の位置
エアコンやストーブ等の冷暖房器具の設置に支障がないかを確認します。
冷暖房機器の有無や種類ですが、これはかなり地域差が出てきます。
エアコンの場合、壁面の比較的上部に取りつくのでベッドや机と干渉しずらいですが、
『エアコンの室外機までの配管(室内も室外共)をどうするか?』
はきちんと考えておかないと実際とりつけする際に、取り付けができないあるいは室内の配管が極端に長くなることがあるので注意が必要です。
また、北海道のような寒冷地では各部屋にもストーブや暖房パネルが設置されることが一般的です。
特にストーブで暖房計画している場合は、本体の設置スペースが思った以上に必要になることに加え、ストーブ前はもちろんストーブ横にも家具を配置できないこともあるので、初期段階からしっかり検討して置く必要があります。
ポイント6:コンセントの位置
ここまで問題なければあとはコンセント設置位置を考えていきます。
実際の使い方を想定しつつ、ベッド付近、デスク廻りそれぞれ必要な箇所数を、物の影にならないよう使いやすい位置に配置するだけでOKです。
既におおまかな配置が決まっているので簡単ですよね。
まとめ
今回は『子供部屋が狭いならこれだけはチェックしたい6つのポイント』というテーマでお話ししてみました。
今回上げた6つのポイントは
①ベッドのサイズ・位置
②机のサイズ・位置
③窓との位置関係
④収納との位置関係
⑤冷暖房機器の位置
⑥コンセントの位置
コンパクトかつ使いやすい子供部屋画するために以上のポイントを事前にしっかり考慮しておきましょう。