Low-Eガラスあなたは何色?ワタシが選ぶガラス色とその理由。

「Low-Eガラス」って言葉聞いたことありますか?

北海道ではもちろんのこと、今では全国的にもこの「Low-Eガラス」を使ったペア(複層)ガラスがスタンダードなものになってきているので、新しく住宅を検討されている人なら知っている人も多いと思います。

簡単にいうと「Low-Eガラス」とは窓の断熱性や遮熱性を高めるために特殊な金属膜で表面をコーティングしたガラスのことです。
同じ「Low-Eガラス」でもコーティングする金属膜の色によってガラスに期待できる効果が多少異なります。

『どれが良いですか?』

普段良く聞かれるフレーズですが
本人が何を優先するか、どんな間取りかで答えは変わってきます。

でも『自分ならどれにしますか?』と聞かれたなら今はクリア(ニュートラル)と答えます。
なぜだと思いますか?
その理由も含め今回は「Low-Eガラス」についてお話ししていきます。

Low-Eガラスって何?どんな効果があるの?

冒頭でも書いたように特殊な金属膜をコーティングしたガラスをLow-Eガラスと呼びます。

Low-EのLowは “低い”、EはEmissivityの頭文字をあらわし“放射”を意味する言葉です。
つまり、Low-Eで“低放射” という意味ですね。

Low-Eガラスの種類と選ぶ基準

Low-Eガラスの色ですが各メーカー・各商品によって多少異なりますが通常3種類程度の色から選択することになります。北海道でよく使われる樹脂窓を例にとってみると、
LIXILさんの樹脂窓エルスターSシリーズであればクリア色、グリーン色、ブロンズ色
YKKAPさん樹脂窓APW330シリーズならニュートラル色、ブルー色、ブロンズ色 といった感じです。

通常のガラス色に近く太陽の日差しをより室内に取り込むことができるニュートラル・クリア色、
断熱・遮熱性に優れ紫外線をカット率が大きいグリーン・ブルー色、反射率が高くミラー効果が高いブロンズ色とそれぞれの色には性能的特徴があると同時に、見た目の印象も大きく違いがでてきます。
(外からの見た目も違いますが、室内側からの外部の見え方(色味)も違ってくるのでショールームが近くにある場合は実際に体感してみるとよりわかりやすいと思います)

もちろん性能を重視した決め方をしても良いですし、Low-Eペア(複層)ガラスで考えるのであれば性能差についてそこまであれこれと神経質にならず、見た目の好みを最優先にした決め方でも良いのかなとも個人的には思ったりします。
ガラス色による性能の違いは数値的に比べると確かにあります。でも実際住みはじめてからそれほど実感する機会はほぼないと思うので、もしかすると見た目を重視したほうがあとあと後悔が少ないのかなという気がするからです。

トリプルガラスの場合はやっぱりクリア(ニュートラル)

ただこれがトリプルガラスになってくる話は少し違ってきます。
Low-Eガラスは特殊な金属膜がコーティングされているため、普通のガラスに比べると室内の明るさは多少なりとも低減されてしまいます。
これがトリプルガラスのダブルLow-Eタイプ(3枚のガラスの内Low-Eガラスを2枚つかった仕様)になると金属膜の効果が2重になって効いてくるので、思った以上に室内の明るさが確保しずらくなるわけです。そのため室内の明るさの確保を考えると必然的にクリア(ニュートラル)色を選択したくなります。

過去にブロンズ色でトリプルガラスを採用したいとの要望がありました。この時は事前に明るさが低減されることを承知いただいた上で使用したんですが、思っていた以上に室内の明るさに影響があるように感じました。この時、今後はもう少しだけ強く反対しておこうと決めたんです。

ですからトリプルガラスを検討する際、ワタシはよほどの理由がない限りクリア(ニュートラル)色を選択することをまずおススメしています。、もしもクリア(ニュートラル)色以外の色を選択する場合は、窓サイズを含めいつも以上に室内の明るさを確保しやすい窓配置を検討しておくとよいと思います。

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まとめ

今回はLow-Eガラスについてはお話ししてきました。
ワタシは北海道に住んでいることもできる限りトリプルガラスは採用した方が良いと思っているので、おのずとLow-Eガラスの色はクリア(ニュートラル)色の一択になってくるわけです。Low-E複層(ペア)ガラスの場合でも、クリア(ニュートラル)色性能的にも一番バランスがよくどんな外観にも相性が良いのでどれにするか迷ってしまう場合はクリア(ニュートラル)色にすると間違いないと思います。

もし通常の複層(ペア)ガラスを検討されている方は、もうすこし予算を確保してより高性能のLow-E複層(ペア)ガラスの採用を考えてみてはどうでしょう?